○ 略歴
国際基督教大学教養学部理学科(物理学専攻)卒業後、日本電気(株)に入社。京都大学博士号(工学)取得。ソニーコンピュータサイエンス研究所入社、2011年同代表取締役社長。2001年4月、特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構を設立、会長を務める。

生命科学や人工知能の進展は、研究上の進歩だけではなく、大きく社会構造や産業構造に影響を与えようとしています。本講演では、これらの科学と技術が大きく進展する時に、何が起きているのかを、演者が直接関わった人工知能、ロボット、生命科学などの例を示しながら、その発想と体験を共有したいと思います。また今後、どのような展開が待ち受けているのか?仕掛けていくのかも議論します。我々の住む世界は、予想外のことに満ち溢れています。それに対応するには、常に極端な事態を想定し、さらに極端な展開を自ら仕掛けることで、主導権を握っていく必要があります。破壊的イノベーションはどのように起き続けるのかが、この講演の本質的テーマです。

大幸薬品は正露丸誕生から111年、長期に渡り家庭用医薬品を製造販売をして参りました。
111年前の正露丸誕生エピソードやその後、糖衣Aの誕生そして来年販売が決定した新たな正露丸のご紹介も兼ね、正露丸の効能メカニズムを紹介します。
また、二大事業でありますクレベリン(二酸化塩素)の誕生からインフルエンザに効くメカニズムや新しい二酸化塩素商品も紹介します。

日本電産が今後進めていく将来技術の方向性とそれを実現するための新研究所体制について紹介し、オープンイノベーションをベースに進める新しい日本電産の取組みを概括します。従来のモータコンポーネントビジネスからモジュールビジネス、システムビジネス、さらに、ソリューションビジネスへ展開を広げて参ります。

無線LANは電波混信・干渉など環境要因によって通信が不安定になることがあります。サイレックスは医療機器や産業機械など、無線が切れることが許されない分野にも適用可能な「切れない無線」にチャレンジしています。本講演では、「切れない無線」への取り組みの中からいくつかの技術要素について概説し、また、その応用分野として、学校普通教室ICT教育への製品展開についてご紹介します。

東日本大震災の教訓を下に、総務省により「情報通信ネットワークの耐災害性強化のための研究開発」が実施され、その中でNICTでは、東北大学との連携協力の下、被災地における研究拠点として、平成24年度に耐災害ICT研究センターを設け、産学官連携による研究開発をスタートしました。さらに平成26年度から内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)制度による「レジリエントな防災・減災機能の強化」が開始され、このなかで「災害情報の配信技術の研究開発」を代表機関として実施しています。これらの研究活動の紹介と各種実証実験を通じた社会実装のための取り組みを紹介します。

NTTは、東日本大震災を契機として、総務省の支援を受け、関係機関と協力し、大規模災害時に通信の即時回復を可能とする移動式ICTユニットを開発しました。大規模災害時に、被災地に搬入・設置することで、避難所などのスポットを短時間でWi-Fiエリア化し、通話やデータ通信の機能を提供可能なシステムです。移動式ICTユニットの紹介と、国内自治体、フィリピン台風被災地での実証実験など社会実装に向けた活動を紹介します。

平成28年4月14日(木)午後9時26分及び4月16日(土)午前1時25分、熊本地方のほぼ同じ地域を震源とする震度7の大地震が発生しました。直後、非常災害対策本部を設置し、所管の情報通信インフラの被害状況の把握に努めるとともに、特別相談窓口の設置、ホームページへの情報掲載等を行いました。その中で、災害対策用移動通信機器、移動電源車及び臨時災害放送局用機器等の貸出しなど、被災自治体への支援を中心に熊本地震における九州総合通信局の取組を紹介します。

防災科研(国立研究開発法人防災科学技術研究所)では、災害が発生した際に関係機関が迅速に対応するために、道路の被害状況や避難所の状態など、様々な災害情報を円滑に共有し、各機関で利活用するための仕組を研究開発しています。今回の講演では、4月に発生した平成28年熊本地震に対する防災科研の情報支援活動をご報告させていただくとともに、災害情報を共有・利活用するための取り組みについて紹介します。

天空の神秘、オーロラ。オーロラが暗闇の空にいきなり輝き始めた瞬間、その美しさは素晴しいものです。NICTは電波や光を使って、オーロラや関連する大気現象のリモートセンシングを行ってきました。講演では、オーロラの光る仕組みに加え、極域でのオーロラ観測や地球環境の変動解明に向けた研究、リモートセンシング観測技術などを紹介します。